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良い」と「やや悪い」も5社に1社(同19.7%、同19.6%)いることがわかる。そこで、厚遇感と冷遇感を比較すると、厚遇感(「良い」6.6%+「やや良い」19.7%)と冷遇感(「悪い」4.2%+「やや悪い」19.6%)が均衡していることがわかる。
福利厚生施設の待遇状況を上記と同じように得点化してみると、全体の水準は0.05と、これまでとりあげてきたほかの労働条件の中でかなり低い水準である。図表に示すことは省略するが全体的に低い水準であるなか、これを所在地(市)別にみると農村地域(0.12)で厚遇感が高い一方で、県内の第2・第3の都市(-0.02)では、冷遇感がみられた。つぎに業種別をみると、製造業(0.07)より非製造業(0.02)で厚遇感が高いが業種ごとでかなり異なっている。そこで業種ごとで比較してみると、金融等(0.52)が圧倒的に高く、卸・商社小売業等(-0.04)、食品・繊維・化学(-0.04)、印刷・その他製造業(-0.04)では冷遇感がみられる。規模別では、300人以上(0.19)の大企業で厚遇感が高かった。

 

 

 

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